9.アダルトチルドレンとインナーチャイルド

自分を自分で癒す 

私が私自身をどうにかして癒せないかと模索していた時に見つけた単語について、書いていく回です。

アダルトチルドレン

もともと私はアダルトチルドレンという単語を先に知っていて、ずっと考えてきた節がありました。この言葉は、最近では知っている人は知っている、くらいに認知度が上がってきたワードですが、実は心理学や医学(精神科)の専門の方はあまり扱わないものだと、最近知りました。

これは私の考えですが、現在のこの言葉の扱われ方は、病気や病状といった客観的に見た状態の表現という使われ方よりも、自分で自分のことを説明する時に自称することが多いように思います。自分を癒すためのスタート、ではなくゴール(到達してしまったもの)としてこの言葉を使っている人もよく見られ、結果として癒すことを職業としている心理士さんやお医者さんはこの言葉を使うことに慎重になっているんだろうな、という想像です。

ともかく、私自身もこの言葉にたよってしまい、長い間自分との対話がおろそかになっていました。自分の中に、癒しきれていない小さな自分がいることを自覚していたのですが、大人としてふるまうためには邪魔だと切り捨てた期間もありました。インナーチャイルドについてちゃんと知ろうとしたのは、だいぶ後になってからでした。

インナーチャイルド

傷ついたインナーチャイルド(内なる子供)はアダルトチルドレン(小さいころの傷を抱えた大人)が抱えやすいです。私自身、抱えていることに気づけたのは前述したようにだいぶ後のことで、それまでに紆余曲折はありました。

私が直面した問題として、インナーチャイルドの声が聴けるようになった直後は、その声に振り回されるということが発生しました。何かを食べたい、何かを買いたいと思った時に、それまでできていた我慢ができなくなり、欲に流されることが頻発しました。欲に流されてしまう自分が嫌で、一度聞けるようになったインナーチャイルドの声を、また聞こえないふりしたこともありました。

ところで、私のブログの3、4本目の記事を読んでいただいた方はご存知かと思われますが、私はタルパ(イマジナリーフレンド)を作る才能があります。私の場合は、これを利用してインナーチャイルドとの折り合いをつけてきました。

インナーチャイルドを癒すときは、インナーチャイルドの声に振り回されすぎず、大人の視点を保つことも大切だそうです。私自身が大人の視点をしっかり持ち続けることは難しかったので、新しく大人の役割を持つヒトを私の中に作り出しました。適度にわがままを聞き、適度にたしなめていくことが、これで出来るようになりました。

まとめ

  • 「アダルトチルドレン」「インナーチャイルド」といった言葉は医学や心理学の用語ではない
  • 傷ついたインナーチャイルドはアダルトチルドレンが抱えやすい
  • 私の場合、大人としての視点を保つことでインナーチャイルドを少しずつ癒せるようになった。

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