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10.その後のインナーチャイルド

 インナーチャイルドを癒す試みは、どうやら次のステップに移ったらしい。 前回の記事 では、アダルトチルドレンである自分と、私が抱えているインナーチャイルドの話を書きました。 インナーチャイルドと話せるようになることは、自己の探求につながります。私に最初に顕れたその子は、かなり幼い感覚を持っており、一つ一つその傷と欲求を埋めていく作業は、少し違う自分の発見といった感じで、かなり満たされた時間を得ることができました。 次第に小さくなる声 欲求が埋まっていき、傷が癒されるごとにだんだんと、欲求不満を叫ぶ声は小さくなっていきました。大人の視点を持つイマジナリーフレンドを同時に作ったおかげで、振り回されて生活が破綻することもなく、バランスよく付き合っていけたように思います。 そして、小さな転機が訪れます。私とインナーチャイルドが同化するような感覚を得られるようになってきたことです。喜ばしい感覚でした。 同化するような感覚を得ると同時に、もう積極的に声を聴くことはできなくなっていましたが、そういうものだと受け入れていた感じでした。 それでも残っていた小さな燻り 新たなインナーチャイルドに気づいたのは、私のプライドの高さについての話になった時でした。よくよく思い返してみると、私が「プライドが高い」と言われるようになったのは小学生の時からで、忘れたころに他人からそう言われては、自分ではどうしたらいいのかわからずに傷ついてきた過去を持っていました。 どうやら今度の子はなかなか心を開いてくれず、またこだわりが強い自分も含まれているようなので、また会話できるようになるまでは骨が折れそうです。 インナーチャイルドが成長した 私は今回の現象を、インナーチャイルドが成長したことによる変化だととらえています。いくつもの、何歳かが異なる何人もの自分が、傷ついてきた過去を癒すべく、順番待ちをしているのだと考えています。 おそらく、一番小さかったころのインナーチャイルドは、おおよそ満たされたのだと思います。それで、次の子が現れたのでしょう。 まとめ インナーチャイルドは成長する。 大人の視点を保ちつつ、インナーチャイルドを癒すことは効果的だった。

9.アダルトチルドレンとインナーチャイルド

自分を自分で癒す  私が私自身をどうにかして癒せないかと模索していた時に見つけた単語について、書いていく回です。 アダルトチルドレン もともと私はアダルトチルドレンという単語を先に知っていて、ずっと考えてきた節がありました。この言葉は、最近では知っている人は知っている、くらいに認知度が上がってきたワードですが、実は心理学や医学(精神科)の専門の方はあまり扱わないものだと、最近知りました。 これは私の考えですが、現在のこの言葉の扱われ方は、病気や病状といった客観的に見た状態の表現という使われ方よりも、自分で自分のことを説明する時に自称することが多いように思います。自分を癒すためのスタート、ではなくゴール(到達してしまったもの)としてこの言葉を使っている人もよく見られ、結果として癒すことを職業としている心理士さんやお医者さんはこの言葉を使うことに慎重になっているんだろうな、という想像です。 ともかく、私自身もこの言葉にたよってしまい、長い間自分との対話がおろそかになっていました。自分の中に、癒しきれていない小さな自分がいることを自覚していたのですが、大人としてふるまうためには邪魔だと切り捨てた期間もありました。インナーチャイルドについてちゃんと知ろうとしたのは、だいぶ後になってからでした。 インナーチャイルド 傷ついたインナーチャイルド(内なる子供)はアダルトチルドレン(小さいころの傷を抱えた大人)が抱えやすいです。私自身、抱えていることに気づけたのは前述したようにだいぶ後のことで、それまでに紆余曲折はありました。 私が直面した問題として、インナーチャイルドの声が聴けるようになった直後は、その声に振り回されるということが発生しました。何かを食べたい、何かを買いたいと思った時に、それまでできていた我慢ができなくなり、欲に流されることが頻発しました。欲に流されてしまう自分が嫌で、一度聞けるようになったインナーチャイルドの声を、また聞こえないふりしたこともありました。 ところで、私のブログの3、4本目の記事を読んでいただいた方はご存知かと思われますが、私はタルパ(イマジナリーフレンド)を作る才能があります。私の場合は、これを利用してインナーチャイルドとの折り合いをつけてきました。 インナーチャイルドを癒すときは、インナーチャイルドの声に振り回されすぎず、大人の視点を保...

8.スモールステップ

 私が最近やっと心がけるようになったことの覚え書きの回です。 スモールステップを心がけるようにした 最近は、いろんなことに挑戦しようとあがいていますが、その際に気を付けることとして、スモールステップに分けて少しずつ進める、ということを掲げました。 もともと私はゲーム、特にMMOと呼ばれるジャンルのオンラインゲームにハマってきました。特に、程よく調整された難易度の課題に中毒になっていたのだと思います。 どのゲーム体験でも言えることですが、成功体験を手軽に得られる存在というのは、心の癒しになってくれます。しかし、それだけしか成功体験を得られるルートがない場合、そのままゲーム依存症となってしまいます。 そこで私は、「現実でゲームのような成功体験を得られれば、もっと現実と向き合うことができるんじゃないか」と考えました。 私が行っている手順 今はまだ手探りですが、このような手順でスモールステップ化を進めています。 まず、やりたいことをとりあえずやりたいようにやってみます。現状の把握にもなりますし、そのままのハードルでやれるようならそのままやればいいだけの話です。 次に、難易度が高かったら難易度を下げ、やるための項目が多すぎたら減らします。 最初のスモールステップ化です。最初に、とりあえずやりたいことはやってみているので、ここまでは自分一人でもどうしたらいいかが見えやすいステップになります。逆に、何もしていないのに先に手順を考えることは、自身の過大評価や過少評価からくる失敗につながりやすいので、まずやってみるのはとても大事だと考えています。 スモールステップ化のハードル①プライド それでも、プライドが邪魔をしてスモールステップ化を拒もうとするときがあります。例えば、私の場合ですと絵の練習のために棒人間から慣れる、というステップを飛ばし、後で人体のバランスがわからなくなるということがありました。 その時は、プライドがあるのはしょうがないとして、過去の自分と比べることを心がけています。とにかく、周囲の人を見すぎないようにして、自分とだけの勝負にしていました。 スモールステップ化のハードル②タスク分けの難しさ また、スモールステップが大事だとわかったとしても、どのようにすれば自分に合うようにタスクを分けられるかわからないときもありました。例えば、自分がほぼ触れたことのないジャ...